菊本尚

KIKUMOTO Nao

Faces

木材、金属、モーター、発泡スチロール、樹脂
H360 × W280mm(10点)

作者より

人が使っていた入れ歯を作品に使用した。
実際に使われて着いた汚れや歯の抜け方、形から人物像をイメージし、“噛む”という一定の動きに差をつけることで個性を表現した。それぞれの動きから自由に個性を想像してもらいたい。

菊本尚

担当教員より

歯型から想像させる人物像、動きや癖といったそれぞれの個性。
見る側に笑いを与え、深く見るほどに入れ歯を使っていた人物像を想像したくなる。
機械仕掛けにしたことでシュールでユーモアが増し、作品が並ぶ空間で個性が輝いていた。

空間演出デザイン学科教授 太田雅公