磊インスタレーション|石膏、水、モルタルサイズ可変
普段は気づかないけれど、足元を見た時に同じ形の石があったら人の作為を感じて面白いな、と思った。 最初はただ単に同じ石が1万2000個あることに違和感を抱いていた。 しかし、複製していたはずなのに、作っているときの作業環境の変化や心境の変化など、 そういうことを考えたときに全て違う石に見えてきた。 今は、同じ石なのに1つ1つ全て違うものである、というところに違和感を抱いているのだと思う。 福川ひかり
「違和感」をテーマに、一見すると目立たないただの「石」が更にじっとよくよく見ると頭に浮かぶクエスチョンマーク。同じ形の石(12650個)が存在することの違和感。 「同じ形をつくる」ただそれだけに見えるこの作品の静けさ潔さに魅力がある。実際のプロセスはそうでは無い。多くの節目を乗り越えられたのかは作者が知る。禅の修行僧のように無心になり繰り返した仕事の時間が「無」なのか「違和感」となって可視化される。 空間演出デザイン学科教授 五十嵐久枝
作者より
普段は気づかないけれど、足元を見た時に同じ形の石があったら人の作為を感じて面白いな、と思った。
最初はただ単に同じ石が1万2000個あることに違和感を抱いていた。
しかし、複製していたはずなのに、作っているときの作業環境の変化や心境の変化など、
そういうことを考えたときに全て違う石に見えてきた。
今は、同じ石なのに1つ1つ全て違うものである、というところに違和感を抱いているのだと思う。
福川ひかり
担当教員より
「違和感」をテーマに、一見すると目立たないただの「石」が更にじっとよくよく見ると頭に浮かぶクエスチョンマーク。同じ形の石(12650個)が存在することの違和感。
「同じ形をつくる」ただそれだけに見えるこの作品の静けさ潔さに魅力がある。実際のプロセスはそうでは無い。多くの節目を乗り越えられたのかは作者が知る。禅の修行僧のように無心になり繰り返した仕事の時間が「無」なのか「違和感」となって可視化される。
空間演出デザイン学科教授 五十嵐久枝