松尾葉大

MATSUO Yota

クリエチュラ
Creature

ゲーム|画用紙、鉛筆、段ボール、紙粘土、革、紙、糸、プロジェクタ、ディスプレイ
イラストレーション|H170 × W125mm(1枚)、H1360 × W2500mm(全体)
ミニチュア|H1800 × W1200mm
本|H225 × W160mm

作者より

小さい頃から面白い「形」を見つけてキャラクターに見立てることが好きだった。文房具。落ちていたゴミ。様々な生き物。世界中の面白い形を集めて大量のキャラクターを生み出してきた。卒業制作ではそれらを振り返るというリサーチを行い、どのような形に魅力を感じているのか考察した。本作品ではリサーチの中で生まれた約700体のキャラを見つけることができる。私が日々の暮らしの中で彼らを見つけたように、皆さんにも大陸を歩き回り、キャラクターを見つけてもらいたい。

松尾葉大

担当教員より

松尾くんは子どものころからずっと「キャラクター」を描いて自分で作ってきた。そのキャラクター好きは筋金入りだ。そして、子どもの頃から、自分で描いたキャラクターを集めて並べてみたり、そのキャラクターたちにいろんな役割を持たせたりする、子どもだったら誰でも一度は自発的にやったことがある「楽しい一人遊び」を独自の方法で極めてきた。本作品はいわばその集大成である。ただし、その完成度やクオリティは単なる「子どもの遊び」では留まらない。キャラクターの絵としてのクオリティはもとより、世界観の構築、ゲームとしての完成度は驚きに値する。

視覚伝達デザイン学科教授 古堅真彦