洲貝早織

SUGAI Saori

麺鍋
MENNABE

立体|H128 × W256 × D182mm(2個)、H146 × W286 × D182mm、H149 × W242 × D182mm、H132 × W228 × D182mm、H147 × W226 × D182mm(2個)、H142 × W226 × D182mm
パネル|H420 × W594mm(4枚)

作者より

インスタントラーメンを直火調理してあつあつのまま食卓へ。温かみのある器で、いつもと一味違うラーメンを食べたい。そんなデザインを目指して制作しました。
日本の袋麺は四角いものが多く、一人用の丸型の鍋だと入らない場合があります。そこで鍋底を四角くすることで袋麺がそのまま入るよう設計しました。また、蓋の持ち手は熱くなりにくい中空で制作し、本体の取手も持ちやすいように裏側を削るなど、使いやすさを考えました。

洲貝早織

担当教員より

この作品は、調理道具と食器を合わせることで、利便性を高めつつ、使用者の好みにあわせた器としての魅力を提案したものである。
一つの基本形に取手のパーツを変えることで、バリエーションをつくり、合理的に生産できることにもつながるアイデアといえる。
これからの陶磁器プロダクトデザインにおいて、エネルギーの削減や限られた資源を持続的に使うことは、それがわずかな効果であれ必要になる。作りやすく、長く使えることも重要なのである。

工芸工業デザイン学科教授 西川聡
造形学部 通信教育課程 非常勤講師 萩原千春