後藤太

GOTO Hiroshi

視点衝突器
Perspective Collider

コンピュータプログラム|タブレット
サイズ可変

作者より

視点衝突器は、ユーザーの興味のあるテーマについて、生成AIにより複数の視点を提案し対応する具体的なイメージ群を生成する。ユーザーはARにより空間を移動しさまざまな立ち位置から見ることでそのイメージの変化を体験できる、というものである。
このシステムはただ情報を提供するだけではなく、物事の側面や裏面を考えさせるきっかけを与え、体験者に新たな発見や創造的なインスピレーションを提供することを目指している。

後藤太

担当教員より

三つの対立する概念からテーマを掘り下げるというコンセプト自体が明快で、三次元の構造をARを活用して分かりやすく扱えるようにした秀作である。テーマに対して、三つの軸を設定することは簡単ではないが、その点は、AIによって解決している。さらに画像生成と検索を組み合わせ、概念のイメージを広げることで、任意のテーマに対して明確な視点を与えてくれる。ブレインストーミングやディスカッションに応用することで、活発な議論が生まれるはずだ。

造形学部 通信教育課程 教授 清水恒平