都合の形tsugou no katachi本|紙H210 × W148 × D8.6mm(85ページ)
物の形の分かり方についての研究を行いました。都合には「あれこれ考えて繰り合わせる。すべてを合わせた。」の意味があります。物の形には、人・物・事に起因する様々な要件や制約に都合を付ける必要があり、作る都合、選ぶ都合、使い手の都合、価格の都合など、多くの都合により形が決まるのだと考えました。都合により形が現れている事を「都合の形」と呼び、都合から物の形の分かり方を考え、本にまとめました。 伊藤達彦
この作品は、どことなく微笑ましく美しい。 形にはその形が生み出された理由(=都合)があるという。その「都合」を読み解く作業は、私達が日常の中でいかに無頓着に「都合」を見て触って通り過ぎているかを再発見することでもあったように思います。本研究は、その「都合」を読み解き、可視化することを出発点としながら、恣意的に妄想した「都合たち」を提示することで見る者たちに新たな地平を想起させるものだったと言えます。 造形学部 通信教育課程 准教授 荻原剛
作者より
物の形の分かり方についての研究を行いました。都合には「あれこれ考えて繰り合わせる。すべてを合わせた。」の意味があります。物の形には、人・物・事に起因する様々な要件や制約に都合を付ける必要があり、作る都合、選ぶ都合、使い手の都合、価格の都合など、多くの都合により形が決まるのだと考えました。都合により形が現れている事を「都合の形」と呼び、都合から物の形の分かり方を考え、本にまとめました。
伊藤達彦
担当教員より
この作品は、どことなく微笑ましく美しい。
形にはその形が生み出された理由(=都合)があるという。その「都合」を読み解く作業は、私達が日常の中でいかに無頓着に「都合」を見て触って通り過ぎているかを再発見することでもあったように思います。本研究は、その「都合」を読み解き、可視化することを出発点としながら、恣意的に妄想した「都合たち」を提示することで見る者たちに新たな地平を想起させるものだったと言えます。
造形学部 通信教育課程 准教授 荻原剛