Worker’s
ファッションショー
近年、私は人々から大きな無気力を感じます。 知りたい物、欲しい物は安易に手に入り、完璧な物を当たら前のように認知し、営みが簡略化していくこの世の中で、人々は大事な事を忘れているのでは無いでしょうか。 人間が古来から行なって来た思考し、工夫する事の過程にある、人たらしめる行に現代人は目を背け続けるのだろうか。 働く事、思考する事。 自らが身体を動かし出来上がる事柄の結果や過程の中にある疲れや苦しみの裏側に本質的な幸福が待っているのではないでしょうか。 平田爽一郎
今回の作品で「人間は何の為に働くのか」を考察し、自分の哲学を形にした。 AIなどの技術が進化し数十年後に無くなる職業が話題になった。 食べるため、生活する為に働く必要が無い社会に人間は何の為に生きるのだろうか。 自分の手でモノを作る喜び、創意工夫して何かを作り上げる満足感、体を使い土を耕す達成感、創造の美しさによる自他の感動、人の役に立ち、人のために働く充実感。 それらを感じたとき、人は生きがいを感じる。 ひとは『生きる』ために働くのではないか。この作品の制作にあたり、作者自身もかかわった人も『働く』喜びを感じずにはいられなかったのではないか。 空間演出デザイン学科教授 パトリック ケビン ライアン
作者より
近年、私は人々から大きな無気力を感じます。
知りたい物、欲しい物は安易に手に入り、完璧な物を当たら前のように認知し、営みが簡略化していくこの世の中で、人々は大事な事を忘れているのでは無いでしょうか。
人間が古来から行なって来た思考し、工夫する事の過程にある、人たらしめる行に現代人は目を背け続けるのだろうか。
働く事、思考する事。
自らが身体を動かし出来上がる事柄の結果や過程の中にある疲れや苦しみの裏側に本質的な幸福が待っているのではないでしょうか。
平田爽一郎
担当教員より
今回の作品で「人間は何の為に働くのか」を考察し、自分の哲学を形にした。
AIなどの技術が進化し数十年後に無くなる職業が話題になった。
食べるため、生活する為に働く必要が無い社会に人間は何の為に生きるのだろうか。
自分の手でモノを作る喜び、創意工夫して何かを作り上げる満足感、体を使い土を耕す達成感、創造の美しさによる自他の感動、人の役に立ち、人のために働く充実感。
それらを感じたとき、人は生きがいを感じる。
ひとは『生きる』ために働くのではないか。この作品の制作にあたり、作者自身もかかわった人も『働く』喜びを感じずにはいられなかったのではないか。
空間演出デザイン学科教授 パトリック ケビン ライアン