ハムちゃん自画像パネル、白亜地、油絵具H1500 × W1700mmH1700 × W1500mm
私は2019年に多摩美から3年次編入で武蔵美の通信課程へ移ってきました。2つの大学を経て、6年間の学生生活の集大成としての「自画像」は、絵画に対する私なりの答えでもあります。まだまだ浅学ではありますが、作家としてこれからも制作を続けたいと思っております。 鈴木千晶
スーパーなどでよく見かける緩衝材にくるまれた野菜という、極めて日常的で高尚とは対極にあるモチーフの一部分を拡大して描くことで、アカデミックな美術の概念に対するアンチテーゼを示している。これはかつてスーパーリアリズムの作家たちが好んで描いた手法に似ているが、描き方そのものはむしろアカデミックで、対象の物質的な存在や空間に対する強い関心が表れている。いわば、古典と現代の融合を狙っているとも言える作品である。 造形学部 通信教育課程 油絵学科教授(絵画コース) 三浦明範
作者より
私は2019年に多摩美から3年次編入で武蔵美の通信課程へ移ってきました。2つの大学を経て、6年間の学生生活の集大成としての「自画像」は、絵画に対する私なりの答えでもあります。まだまだ浅学ではありますが、作家としてこれからも制作を続けたいと思っております。
鈴木千晶
担当教員より
スーパーなどでよく見かける緩衝材にくるまれた野菜という、極めて日常的で高尚とは対極にあるモチーフの一部分を拡大して描くことで、アカデミックな美術の概念に対するアンチテーゼを示している。これはかつてスーパーリアリズムの作家たちが好んで描いた手法に似ているが、描き方そのものはむしろアカデミックで、対象の物質的な存在や空間に対する強い関心が表れている。いわば、古典と現代の融合を狙っているとも言える作品である。
造形学部 通信教育課程 油絵学科教授(絵画コース) 三浦明範