家づくりを手軽に —生活から考える「一間半住宅」マスキングテープ、木材、ベニヤ、スタイロフォーム、水性ペンキ、ワイヤー実寸再現:H4000 × W6000 × D2200mm壁:H2200 × W3600 × D220mm模型:H820 × W250 × D850mm
家づくりのきっかけは決してポジティブな場面ばかりではない。仕事など普段の生活を送る中では、負担になってしまうことがある。そんな限られた時間の中過ごす人たちにとって、手軽な家づくりの方法を提案したいと思った。 専門家に相談しないと始まらない家づくりではなく、施主が生活の方法を考えてから家づくりを始められる方法として、都心の狭小地にスポットをあてたカタログ型住宅提案の「一間半住宅」を制作した。 藤森実季
本コースを志望する学生の4割は、建築士の資格を有し、そのほとんどが自身のキャリアに、空間に対する柔軟な思考をプラスすることを望んでいる。藤森さんもその1人であった。 本作品では、生活の用途に優先順位を設定し、空間のボリュームに強弱をつけることで、均質ではない豊かな生活空間を提案した。 また、限りある展示空間で、空間をリアルに体験するために展示壁面を使って描き出した原寸大の断面図は、インスタレーションとして効果的で、暮らしのイメージを体感できるものであり、本提案の発展性を予感させるものであった。 造形学部 通信教育課程 工芸工業デザイン学科教授(スペースデザインコース) 牧野良三
作者より
家づくりのきっかけは決してポジティブな場面ばかりではない。仕事など普段の生活を送る中では、負担になってしまうことがある。そんな限られた時間の中過ごす人たちにとって、手軽な家づくりの方法を提案したいと思った。
専門家に相談しないと始まらない家づくりではなく、施主が生活の方法を考えてから家づくりを始められる方法として、都心の狭小地にスポットをあてたカタログ型住宅提案の「一間半住宅」を制作した。
藤森実季
担当教員より
本コースを志望する学生の4割は、建築士の資格を有し、そのほとんどが自身のキャリアに、空間に対する柔軟な思考をプラスすることを望んでいる。藤森さんもその1人であった。
本作品では、生活の用途に優先順位を設定し、空間のボリュームに強弱をつけることで、均質ではない豊かな生活空間を提案した。
また、限りある展示空間で、空間をリアルに体験するために展示壁面を使って描き出した原寸大の断面図は、インスタレーションとして効果的で、暮らしのイメージを体感できるものであり、本提案の発展性を予感させるものであった。
造形学部 通信教育課程 工芸工業デザイン学科教授(スペースデザインコース) 牧野良三