しなやかに、かたちが脈打つFlexible, pulsating form綿、木製パネル、シルクスクリーンH910 × W910mm(9点)
スマートフォンで日々描き続けているデジタルドローイングを、シルクスクリーン技法を用いてテキスタイル表現へ展開させた。手仕事を通して生まれる揺らぎや重版による色彩の奥行きが、図案にふたたび息を吹き込む。要素を限定して表現することで、深層に潜んでいる自我を表出化することへの試みでもある。思考を止めることなく自らの表現を深めることに注力し、テキスタイルをクラフトやデザインという枠組みを超えた独自のアート表現へと昇華させることを探求している。 浅野日向子
修士課程入学時から毎日欠かさずに描き続けてきたデジタルドローイングを、単にテキスタイルに置き換えるということではなく、クラフトやデザインという枠組みを超えた独自のアート表現へと昇華させることを探求してきた。その集大成であると同時に、今後への期待と可能性をも大いに示した作品である。オープンスクリーン捺染技法の特性に合わせ、意図的に要素を削ぎ落とし表現することで、深層に潜んでいる自我を表出化させることに成功している。手仕事を通して生まれる揺らぎや重版による色彩の奥行きが、シンプルな形態に躍動感を与え、強い存在感を放つ印象的な作品として高く評価された。 工芸工業デザイン学科教授 高橋理子
作者より
スマートフォンで日々描き続けているデジタルドローイングを、シルクスクリーン技法を用いてテキスタイル表現へ展開させた。手仕事を通して生まれる揺らぎや重版による色彩の奥行きが、図案にふたたび息を吹き込む。要素を限定して表現することで、深層に潜んでいる自我を表出化することへの試みでもある。思考を止めることなく自らの表現を深めることに注力し、テキスタイルをクラフトやデザインという枠組みを超えた独自のアート表現へと昇華させることを探求している。
浅野日向子
担当教員より
修士課程入学時から毎日欠かさずに描き続けてきたデジタルドローイングを、単にテキスタイルに置き換えるということではなく、クラフトやデザインという枠組みを超えた独自のアート表現へと昇華させることを探求してきた。その集大成であると同時に、今後への期待と可能性をも大いに示した作品である。オープンスクリーン捺染技法の特性に合わせ、意図的に要素を削ぎ落とし表現することで、深層に潜んでいる自我を表出化させることに成功している。手仕事を通して生まれる揺らぎや重版による色彩の奥行きが、シンプルな形態に躍動感を与え、強い存在感を放つ印象的な作品として高く評価された。
工芸工業デザイン学科教授 高橋理子