生活the life銀、銅、アルミ、七宝釉、琺瑯釉、鍛金、彫金、七宝焼、琺瑯焼H85 × W110 × D110mm、ほか(30点)
私の作品は、私の生活の一部だ。 自分の頭の中になんとなくあったものを生活の中から発見する、その発見からまた新たなインスピレーションを受ける、そしてその得たことと元々の自分が混ざり合って新しいものができる。自分と、自分の生活の過程が混ざり合って、自分自身も変化していく。制作の過程に生まれるこのサイクルは、作品と私自身の関わりを曖昧にする。曖昧であることで、私が普段生活の中で見ているすべての景色に限りなく近くなる。 私の作品は、私の生活の一部であり、最も自分自身に近い。 小平秋果
何気ない日常生活の中でふっと気づいたこと、興味を持ったことを素直に色や形に表現してみる。その行為を毎日続けることは作者にとっては自然に自分と向き合い、自分を知ることに繋がる。壁面に整然と並べられた30点の小さなピースはそれぞれが日記の1ページのようなもの。一つ一つを丁寧に見ていくと作者の感性を通してその人物像がなんとなく見えてくる。 彼女は七宝、琺瑯をまるで子供がクレヨンで絵を描くように使いこなす。けっして簡単なことではない。学部時代からの弛まぬ努力の結晶であるが、それをあえて見せない潔さが魅力的な造形を生み出している。将来が楽しみな作家である。 工芸工業デザイン学科教授 鈴木洋
作者より
私の作品は、私の生活の一部だ。
自分の頭の中になんとなくあったものを生活の中から発見する、その発見からまた新たなインスピレーションを受ける、そしてその得たことと元々の自分が混ざり合って新しいものができる。自分と、自分の生活の過程が混ざり合って、自分自身も変化していく。制作の過程に生まれるこのサイクルは、作品と私自身の関わりを曖昧にする。曖昧であることで、私が普段生活の中で見ているすべての景色に限りなく近くなる。
私の作品は、私の生活の一部であり、最も自分自身に近い。
小平秋果
担当教員より
何気ない日常生活の中でふっと気づいたこと、興味を持ったことを素直に色や形に表現してみる。その行為を毎日続けることは作者にとっては自然に自分と向き合い、自分を知ることに繋がる。壁面に整然と並べられた30点の小さなピースはそれぞれが日記の1ページのようなもの。一つ一つを丁寧に見ていくと作者の感性を通してその人物像がなんとなく見えてくる。
彼女は七宝、琺瑯をまるで子供がクレヨンで絵を描くように使いこなす。けっして簡単なことではない。学部時代からの弛まぬ努力の結晶であるが、それをあえて見せない潔さが魅力的な造形を生み出している。将来が楽しみな作家である。
工芸工業デザイン学科教授 鈴木洋