for a fleeting momentアルミニウム、アルミニウムコンポジット、蛍光色H600 × W1100 × D300mm、H1000 × W650 × D270mm、H950 × W650 × D270mm
周囲や構図が変わったときに新しい外観と関係を持つというアイデアに触発された一連の棚。蛍光色による光の反射は、棚を積み重ねたときに輝きを放ちます。それは一時的なもので、再現できないかもしれません。私たちは、一瞬の間それを体験することができます。棚板は、フレーム用のアルミパイプと棚板用のアルミ複合板で構成されています。棚は完全に解体可能です。シームレスなボールキャスターが底に取り付けられているので、押して好きな場所に配置できます。 デービス美心
自己のアイデンティティはどこにあるのか。他者と自己との関係性、距離感に焦点を当てて研究を進めてきた。同時に様々な現象実験を繰り返す作業は、交わる事のない二つの方向の探究のようにも思えたが、物同士の距離が及ぼす影響に着目し、反射の現象を巧みに利用し、非常にデリケートな表現の形として一つになった。近づいては離れる色は無限の色調のグラデーションを棚板(スクリーン)に落とす。難解なテーマを、要素を絞って詩的に家具のデザインに落とし込んだ手法は秀逸である。また、目には見えない内部の固定のネジの収まり、細部まで丁寧にデザインしたことも高く評価したい。 工芸工業デザイン学科教授 山中一宏
作者より
周囲や構図が変わったときに新しい外観と関係を持つというアイデアに触発された一連の棚。蛍光色による光の反射は、棚を積み重ねたときに輝きを放ちます。それは一時的なもので、再現できないかもしれません。私たちは、一瞬の間それを体験することができます。棚板は、フレーム用のアルミパイプと棚板用のアルミ複合板で構成されています。棚は完全に解体可能です。シームレスなボールキャスターが底に取り付けられているので、押して好きな場所に配置できます。
デービス美心
担当教員より
自己のアイデンティティはどこにあるのか。他者と自己との関係性、距離感に焦点を当てて研究を進めてきた。同時に様々な現象実験を繰り返す作業は、交わる事のない二つの方向の探究のようにも思えたが、物同士の距離が及ぼす影響に着目し、反射の現象を巧みに利用し、非常にデリケートな表現の形として一つになった。近づいては離れる色は無限の色調のグラデーションを棚板(スクリーン)に落とす。難解なテーマを、要素を絞って詩的に家具のデザインに落とし込んだ手法は秀逸である。また、目には見えない内部の固定のネジの収まり、細部まで丁寧にデザインしたことも高く評価したい。
工芸工業デザイン学科教授 山中一宏