ニッケルオデオンワゴンからみる映像の領分ドキュメンタリー映像|40分4秒
日本に現存する人力移動映画館【ニッケルオデオンワゴン】の様相を明らかにするため関連する要素から筆者は実際に蒐集し、動態保存を行った。その結果、知られている物からスピンアウトした事例まで多くの視覚装置とその歴史的変遷を物証の観点から明らかにした。 そして、それら見せる工夫の軌跡をデジタルとアナログ両方の映像技法で制作し、文化保存と同時にさらなる映像表現の可能性を探る、メディア考古学の実践を試みた。 山端健志
「ニッケルオデオンワゴン」を中心に展開する彼の研究は、膨大な文献から得た知識を元に、実際の機器や実物資料を蒐集・調査し、映像を自分の目で確かめながら進めて行くものであった。彼は全体を「原理とメカニズム」「教育への活用」「娯楽への貢献」「映像文化の保存活動」という4つの研究領域に分け、それぞれを丁寧に調べて統合的に研究発表することができた。これはビデオにまとめられ、メディア考古学のドキュメンタリーとしても秀逸な作品となった。 視覚伝達デザイン学科教授 西本企良
作者より
日本に現存する人力移動映画館【ニッケルオデオンワゴン】の様相を明らかにするため関連する要素から筆者は実際に蒐集し、動態保存を行った。その結果、知られている物からスピンアウトした事例まで多くの視覚装置とその歴史的変遷を物証の観点から明らかにした。
そして、それら見せる工夫の軌跡をデジタルとアナログ両方の映像技法で制作し、文化保存と同時にさらなる映像表現の可能性を探る、メディア考古学の実践を試みた。
山端健志
担当教員より
「ニッケルオデオンワゴン」を中心に展開する彼の研究は、膨大な文献から得た知識を元に、実際の機器や実物資料を蒐集・調査し、映像を自分の目で確かめながら進めて行くものであった。彼は全体を「原理とメカニズム」「教育への活用」「娯楽への貢献」「映像文化の保存活動」という4つの研究領域に分け、それぞれを丁寧に調べて統合的に研究発表することができた。これはビデオにまとめられ、メディア考古学のドキュメンタリーとしても秀逸な作品となった。
視覚伝達デザイン学科教授 西本企良