nation・family・ourselves和紙、染料、顔料、墨、ロウ、金属フレーム、人工芝H3000 × W6000 × D1000mm
国家・家族・ぼくら そこから何が見える? 何が見えない? どこを歩ける? どこへ行けない? ぼくらは 内部に組み込まれ 主体化し 喜びも 悲しみも いつのまにか 自分のものに なっていく 三上今
雲肌麻紙を水張りせずに、アトリエの窓からの自然光を透過させつつ作者の生活から実感した世界観を6メートルの大画面に描写した。 修士課程の2年間、戦争をテーマに取り組んできた作者の歩みを踏まえると、ロウにより透過された子どもたちのシルエットは「そこにいたはずの子どもたち」の存在を想起させ、静かな怖さを感じさせる。 だが全体の世界観は作者が自分の子どものために家族で訪れた遊園地や水遊び場がモチーフとなっている。 これだけの仕事をする作家が自分のやるべきことを制御しても、子どもの意思を優先させてきた母親としての尊い時間の積み重ねが、この独自の世界観を生み出したのではないだろうか。 通信教育課程在籍時から丹念に日本画の素材を研究し積み重ねてきたことで、通常の日本画とは異なる素材の美しさを感じさせる秀作となった。 日本画学科教授 熊澤未来子
作者より
国家・家族・ぼくら
そこから何が見える?
何が見えない?
どこを歩ける?
どこへ行けない?
ぼくらは
内部に組み込まれ
主体化し
喜びも
悲しみも
いつのまにか
自分のものに
なっていく
三上今
担当教員より
雲肌麻紙を水張りせずに、アトリエの窓からの自然光を透過させつつ作者の生活から実感した世界観を6メートルの大画面に描写した。
修士課程の2年間、戦争をテーマに取り組んできた作者の歩みを踏まえると、ロウにより透過された子どもたちのシルエットは「そこにいたはずの子どもたち」の存在を想起させ、静かな怖さを感じさせる。
だが全体の世界観は作者が自分の子どものために家族で訪れた遊園地や水遊び場がモチーフとなっている。
これだけの仕事をする作家が自分のやるべきことを制御しても、子どもの意思を優先させてきた母親としての尊い時間の積み重ねが、この独自の世界観を生み出したのではないだろうか。
通信教育課程在籍時から丹念に日本画の素材を研究し積み重ねてきたことで、通常の日本画とは異なる素材の美しさを感じさせる秀作となった。
日本画学科教授 熊澤未来子