平林知也

HIRABAYASHI Tomoya

インフラマンス
Inframince

プレゼンテーション|チップボール、スチレンボード、スタイロフォーム、塩ビ板、ラッカー、フィラメント
模型|H1200 × W1595 × D2760mm
パネル|H297 × W198mm(8点)、H297 × W420mm(2点)、H420 × W420mm(6点)、H330 × W625mm(9点)、H1000 × W625mm(8点)、H1300 × W900mm

作者より

この作品は、品川駅周辺で進む大規模な再開発を題材に、「建築は完成した姿だけのものなのか?」という問いを投げかけます。工事中に現れては消えていく仮設通路や支柱、掘削された空間は、一時的でありながら都市の使われ方を大きく左右しています。本作では、そうした建設の途中段階をあえて残し、美術館の展示空間として組み込みました。都市が形づくられていく時間そのものを体験できる建築の提案です。

平林知也

担当教員より

大規模再開発が進行する現代都市において、建築家がいかなる役割を担い得るのかを問い直すことを主題とした作品である。建築を完成形としてではなく、進行中のプロセスとして捉え、インフラ事業間の調整や接続そのものを設計対象とすることで、建築家が都市再開発に介入する新たな可能性を提示している。研究における理論から制作における実践へ一貫した思考によって、大規模な計画とその時系列にも及ぶ提案を丹念にまとめ上げた力作である。

建築学科教授 布施茂