漂着、構築、循環 / Drift, Tectonic, Sustain_from Tanabe, Wakayama
プレゼンテーション|漆喰、海砂、木、金属、ポリカーボネイト、紙、繊維、スチレンボード、プロジェクター、ほか
インスタレーション|H2500 × W4680 × D9460mm
テーブル|H715 × W600 × D1600mm(4点)
スツール|H430 × W450 × D450mm(10点)
照明|H750 × W580 × D580mm(2点)
映像|7分4秒
漂着、構築、循環 / Drift, Tectonic, Sustain_from Tanabe, Wakayama
プレゼンテーション|漆喰、海砂、木、金属、ポリカーボネイト、紙、繊維、スチレンボード、プロジェクター、ほか
インスタレーション|H2500 × W4680 × D9460mm
テーブル|H715 × W600 × D1600mm(4点)
スツール|H430 × W450 × D450mm(10点)
照明|H750 × W580 × D580mm(2点)
映像|7分4秒
作者より
私は⼤学院の2年間、和歌⼭県⽥辺市のまちづくり会社と共に⾃⾝の研究テーマである「無主物」の視点を取り⼊れた地域づくりに関する実地研究に取り組んできました。この空間は、無主物研究の実践の1つとしておこなった紀伊⽥辺駅前商店街の空き店舗改修プロジェクトをもとに、改修空間の施工壁再現と空間に合わせて制作したインテリアプロダクトを展⽰するものです。⽥辺、さらには熊野各地で漂っていた「無主物」たちが、⼋百万の神々が出雲に集い、各地の繁栄を図るのと同じよう、紀伊⽥辺駅前、そして今⼀度この武蔵野美術⼤学に集い、交わり、かたちと成り、ささやかな繋がりを経て、多くの⼈々に愛される空間、モノとしてまた新たなときを刻んでいくことを願っています。
この空間が、⽥辺という⼟地に新たな豊かさをもたらす場となりますように。
小澤拓生
担当教員より
本研究は、「無主物」―誰の所有にも属さない物―に着目し、地域づくりへの応用を実践的に示したものである。和歌山県田辺市において、地域住民や関係者との継続的な協働のもと、地元に残された「無主物」を発掘し、その歴史や記憶を読み解きながら制作へと展開した点は評価できる。最終年には駅前商店街の空き家を多目的ギャラリーへと改修し、壁面や家具に「無主物」を使用、埋め込みに取り入れるなど積極的に可視化することで、地域の過去を想起させ未来へと向かう空間が現れている。ものや空間をつくり出す美大生の特性が活かされる地域連携型の研究である。
空間演出デザイン学科教授 五十嵐久枝