孫子皓

SUN Tzuhao

space as usual

プレゼンテーション|木、金属、ほか
インスタレーション|H2600 × W4660 × D9600mm
家具装置|H2600 × W900 × D900mm〜H1000 × W450 × D450mm(7点)
映像|41分33秒
論文|95ページ
本|H210 × W297mm
パネル|H420 × W297mm(9点)、H450 × W594mm(2点)、H420 × W100mm(5点)、H420 × W420mm(3点)

作者より

本研究は「非正式空間」を出発点とし、設計者によって計画されたものではなく、日常的な使用の中で変化し、暫定的に占有されながら生成されていく空間の状態に注目する。観察と空間実験を通して、見過ごされがちな使用の痕跡を空間語彙として整理し、「Typological Interface」という概念へと展開する。完成された形式を提示するのではなく、設計が退場するための方法論を構築し、設計・使用・作者性の関係を再考する。

孫子皓

担当教員より

この研究作品は、作者がすべてを決めて完成させるのではなく、その場所やものを使う人たちの行為によって形や使われ方が変わっていくことを受け入れるという積極性のある作品である。学内で大学院生が実際に共同使用する部屋に装置を段階的に設置し、その変化および使用されていく過程を実践を通して3ヶ月間の観察・記録し研究を行なった点が秀逸である。装置は「ルールが、自由が、デザインが、あって無いもの」という、家具未満の状態として設計され、用途を規定しないことで、使用者に自由な解釈や行為に繋がる機能として存在できることをさまざまなバリエーションによる実験を通して証明している。

空間演出デザイン学科教授 五十嵐久枝